アミノ酸と疲労
くたびれた体を復活させるにはしっかり体を休めることが有効なのですが、この他にも実践できることがあります。
どういうものがあるのかというと、疲労をなくすのにいい栄養素を補い、体に疲れが溜まりにくい状態になることです。
それをするために必要不可欠なのが、BCAAという名前の分岐鎖アミノ酸で、バリン、ロイシン、イソロイシンの3種類が該当します。
タンパク質によって筋肉は形作られていますが、このタンパク質を生成しているのがアミノ酸で、BCAAは筋肉を形作っているタンパク質の過半数を占めています。
必要以上に体を動かしたりすると、体に蓄えられたタンパク質が費やされ、BCAAの量に落ち込みが見られるため、これを足りなくならないように摂取することが必要です。
運動が終わって時間が経たないうちに筋肉痛に陥ってしまう人はBCAAが欠乏したと考えられます。
このため、配慮してBCAAを摂取すれば、急速な筋肉痛が発生することは減少するはずです。
加えて、運動はしないけれど普段から疲れやすさを感じているという人も、アミノ酸を補給することで疲れを感じにくくできるでしょう。
長時間立ちっぱなしで業務を行っている人は、これについても運動と捉えられるので、アミノ酸を補給しながら活動する配慮をしてもいいのではないでしょうか。
もちろん、全く疲れなくなるというわけではありませんが、体に蓄積した疲労が取れやすくなったり、疲労感が最小限で済みます。
ストレスと疲れの関わりは密接なので、仕事などが忙しく、ストレスが溜まっていると感じる時だけでもアミノ酸を積極的に取り入れるようにするのも効果的です。